この記事では、支払依頼書を作成・申請する方法を解説します。
事前に取引先の登録をしておくと、支払依頼書の作成時に「請求書情報の読み取り機能(OCR機能)」で請求書の内容を支払依頼書に反映することができます。
支払依頼書を作成〜支払まで進める際の社内フローを承認経路で設定することも可能です。
この操作はオーナーと「支払依頼」の「編集」権限が付与されている管理者・一般ユーザーがおこなえます。
「支払依頼書設定」「取引先(基本情報・支払情報)」「支払方法」「承認経路」
支払依頼書の作成方法
支払依頼書を作成する方法は、以下の三通りがあります。
- 「書類管理」から請求書を選んで作成する
- 「受信トレイ」から請求書を保存して作成する
- 「支払依頼作成・申請」から新規作成する
「書類管理」から該当書類(請求書)を選んで作成する
[書類管理]から書類をアップロード後、そのまま支払依頼書作成に進めます。
【依頼書作成】をクリックすると、支払依頼書が作成され、[支払依頼]の支払依頼書一覧に表示されます。
支払依頼書一覧で該当の支払依頼書をクリックし、支払依頼書詳細画面の【編集】をクリックして支払依頼書の必要項目を入力します。
入力方法は支払依頼書の項目を入力する を確認ください。
取引先から送付された書類を受取・保存する操作の流れ
「受信トレイ」から該当書類を保存して作成する
請求QUICKの[受信トレイ]で受け取った請求書はそのまま保存でき、保存後にそのまま支払依頼書の作成に進めます。
【依頼書作成】をクリックすると、支払依頼書が作成され、[支払依頼]の支払依頼書一覧に表示されます。
支払依頼書一覧で該当の支払依頼書をクリックし、支払依頼書詳細画面の【編集】をクリックして支払依頼書の必要項目を入力します。
入力方法は支払依頼書の項目を入力する を確認ください。
直接請求QUICKで受け取った請求書を確認して保存する
「支払依頼作成・申請」から新規作成する
1. 管理画面TOP中央の[支払]を選択します。
2. 表示された画面最上部メニューバーの[支払依頼]を選択してください。
3. [支払依頼作成・申請]画面が開きますので、右上の【新規作成】をクリックします。(左側メニューが「作成・申請」になっていることを確認してください。)
4.「支払依頼書作成」画面が開いたら、右側スペースの[書類を添付]をクリックして添付書類を登録してください。
支払依頼書に書類を添付する方法は二通りです。
- 請求書(書類)をアップロードして保存し、添付する
- すでに登録されている請求書(書類)を添付する
受け取った請求書をアップロードする
支払依頼書の項目を入力する
支払依頼書作成の各項目を入力します。
支払依頼書作成時に「請求書情報の読み取り機能(OCR機能)」を使うと、請求書の内容が一部の項目に反映されます。
「請求書情報の読み取り機能(OCR機能)」を使用せず、手入力も可能です。
5. 支払依頼書作成画面で各項目を入力します。
「請求書情報の読み取り機能(OCR機能)」を使用する場合は、「請求書情報の読み取り機能(OCR機能)」を使用して入力するを確認ください。
入力項目の詳細
各項目に関する詳細のご案内は下記表をご確認ください。
項目名 | 詳細 |
依頼書番号 | 自動付番 |
支払先 |
取引先の基本情報を登録・変更・削除(使用不可に)する |
「確認」ボタン |
適格請求書発行事業者番号の該当があるか、APIで国税庁のサイトから確認します。 |
取引日 |
※読み取り対象項目 |
支払期限 | ※読み取り対象項目 |
支払方法 |
支払方法の設定を登録・変更・削除・使用不可にする ※支払方法が登録されていない場合は、[新規]を選択して、新しく支払方法を登録できます。 |
振込先口座 |
取引先の支払情報を登録・変更・削除する |
支払額 | ※読み取り対象 |
件名 | - |
負担部門 |
自社ユーザーの部門を登録・変更・削除する 支払依頼書の設定を登録・変更する ※部門が登録されていない場合は、[新規]を選択して、新しく部門を登録できます。 |
プロジェクト ※設定は任意 |
支払依頼書に紐づけるプロジェクトのマスタ情報を管理する 支払依頼書の設定を登録・変更する ※プロジェクトが登録されていない場合は、[新規]を選択して、新しくプロジェクトを登録できます。 |
「請求書情報の読み取り機能(OCR機能)」を使用して入力する
「請求書情報の読み取り機能(OCR機能)」を使用する場合は、事前に取引先(基本情報・支払情報)の登録が必要です。
請求書の内容をそのまま反映する項目と、マスタに登録した内容と突合して反映する項目があります。
5-2. 支払依頼書作成画面の[請求書情報を読み取る]をクリックします。
OCR機能によって請求書の情報が読み取られ、一部の項目に反映されます。
読取可能な項目 | 反映される内容 |
支払先 | マスタの内容と突合し反映 |
登録番号 | マスタの内容と突合し反映 |
取引日 | 請求書から読み取りした内容を反映 |
支払方法 | マスタの内容と突合し反映 ※初期値あり |
支払期限 | 請求書から読み取りした内容を反映 |
支払額 | 請求書から読み取りした内容を反映 |
振込先口座 | マスタの内容と突合し反映 |
請求書読取(AI-OCR)機能のご案内
6. 「支払依頼書」作成画面下段の「明細」セクションを入力して、右下の【保存】をクリックします。
明細を入力する場合は、内訳マスタの登録が必須です。
明細の詳細
設定項目 | 設定内容 |
取引日 | 取引日を入力(入力欄をクリックするとカレンダーで日付を選択できます。) |
内訳 |
明細の内訳を選択 |
負担部門 | 明細の負担部門を選択 ※部門が登録されていない場合は、[新規]を選択して新しく部門を登録できます。 |
プロジェクト | この明細に紐づけるプロジェクトを選択 ※プロジェクトが登録されていない場合は、[新規]を選択して、新しくプロジェクトを登録できます。 |
消費税区分 | 内訳で登録している消費税区分が表示 |
外税・内税の設定 |
この明細の外税・内税を設定 |
金額 | 金額を入力 |
消費税額 | 消費税額を自動計算する設定にしている場合は自動計算されます。 |
■明細の入力は任意です。仕訳業務までおこなう場合は入力してください。
■支払依頼書設定で「明細」を必須にすると、支払依頼書作成(編集)画面の明細部分に必須マークが付きます。その場合、明細を入力しなくても一時保存は可能ですが、申請時にエラーとなります。
ここにメモを記入して、右端の【保存】をクリックすると、一覧ページの該当書類にメモアイコンが表示されます。
支払依頼書の作成が完了し、「下書き」ステータスとして保存されました。
承認経路を使用しない場合は、保存後に【承認済みにする】をクリックしてステータスを「承認済み」にしてください。
支払依頼書を申請する
承認経路を使用している場合は、次に支払依頼書を申請します。
7. 一覧ページで該当書類を指定して「支払依頼書詳細」画面を開いたら、「承認経路」を設定し、右上にある【申請】ボタンをクリックします。
支払依頼書の承認経路を登録・変更・削除・使用不可にする
8. 「支払依頼書を申請」画面が開いたら、必要に応じて「コメント」を記入し、ウィンドウ右下の【申請】をクリック。
9. 「処理が完了しました。」と表示され、「承認待ち」ステータスとなります。
これで、支払依頼書の申請が完了しました。
承認経路に含まれる承認者が承認すると、「承認済み」になります。
おつかれさまでした!
作成した支払依頼書の内容を修正する
支払依頼書の内容を修正する手順は、承認経路を設定している場合と承認経路を設定していない場合で違います。
また、ステータスが「下書き」になっている必要があります。それ以外のステータス場合は、「下書き」ステータスに戻してから変更します。
承認経路を設定しているとき
1. 管理画面TOP中央の[支払]を選択します。
2. 表示された画面最上部メニューバーの[支払依頼]を選択し、内容を変更したい支払依頼書のステータスを選んでください。
3. 「承認待ち」の場合は、該当する支払依頼書の行をクリックし、支払依頼書詳細画面で[取下げ]をクリック。(ここでは「承認待ち」の依頼書を例に解説します。その他のステータスの書類は、以下の表を参照してください。)
4. 「支払依頼書を取下げ」画面が開いたら、右下の【取下げ】をクリックします。「取下げ」をおこなうと「下書き」ステータスに戻ります。
5. ステータスが「未処理」に戻ります。
6. 「支払依頼書詳細」画面で[編集]をクリックし、必要事項を変更したら画面右下の【保存】をクリックしてください。
7. 画面上部に「保存しました」と表示されます。
これで支払依頼書の変更が完了です。
おつかれさまでした!
承認経路を設定していないとき
承認経路を利用していない場合は、支払依頼書を作成・承認済みにすると「承認済み」になりますので、そのまま「承認取消し」へと進めてください。
支払依頼書を変更する手順
下書きステータスの支払依頼書のみ変更できます。
変更手順は、依頼書のステータスによって違います。以下の表で確認してください。
支払依頼書のステータス | 手順 |
下書き | 支払依頼書詳細画面で[編集]→【保存】 |
差戻し | 支払依頼書詳細画面で[編集]→【保存】 |
承認待ち | 支払依頼書詳細画面で[取下げ]→[編集]→【保存】 |
承認済み | 支払依頼書詳細画面で[承認取消し(承認者)]→[取下げ]・[差戻し]→[編集]→【保存】 |